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Teeth grinding

歯ぎしり・食いしばり

不調をきたす歯ぎしり食いしばり

Contents目次

Introduction歯ぎしり・食いしばりは歯が割れるリスクがある?

歯ぎしりや食いしばりは歯にダメージを与え、歯が割れるリスクを増加させる可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや睡眠中の無意識の緊張によって引き起こされます。
ある程度は誰でも行うものですが、歯ぎしりや食いしばりが強くなりすぎると歯が割れてダメになってしまうため注意が必要です。
早めに治療することで歯の損傷を防ぎ、割れる前に歯を守ることができます。
このページでは、歯ぎしりや食いしばりについて、種類、原因、リスク、治療方法、自分でできるセルフケアについてご紹介しています。
当院では、患者さん一人ひとりに合わせた専門的な歯ぎしり・食いしばり治療をご提案します。

Features歯ぎしり・食いしばりについて

歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしりと食いしばりは、ストレスや不安の表れとして強く現れることのある症状です。
無意識のうちに行われるため、自覚しにくいことが多いです。

歯ぎしりと食いしばりについて、症状をそれぞれ確認してみましょう。

●歯ぎしり

歯ぎしりは、上下の歯を強く擦り合わせる行為です。
就寝中に行われることが多いです。

●食いしばり

食いしばりは、歯を強く噛みしめる行為です。
就寝時だけでなく、日中にストレスを感じたときや集中しているときにも行われることがあるのが特徴です。

●歯ぎしりや食いしばりセルフチェック

以下の症状に該当する場合、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が高いです。
歯を守るためにも早めに歯科医師の診断を受け、治療や予防策を考えるのがおすすめです。

【歯ぎしり・食いしばりのセルフチェックポイント】

・朝起きたときに顎や歯に痛みがある
・パートナーから歯ぎしりをしていると指摘された
・歯にひびがあったり、欠けたりしたことがある
・先端が斜めになっている歯がある
・口を閉じたときに上下の歯が当たっている
・集中しているときに気づくと歯を噛み締めていることがある
・歯の根元が欠けているところがある
・頬の内側の粘膜に白い線ができている
・慢性的な肩こりや頭痛がある

歯ぎしり・食いしばりの種類

歯ぎしりや食いしばりにはいくつかの種類があります。
症状は種類によって異なり、それぞれ特徴や影響が異なります。どのようなものがあるか確認してみましょう。

歯ぎしり型(グライディングタイプ)

上下の歯を擦り合わせる動作が主体となるタイプの歯ぎしりです。
歯を左右に揺さぶりながら歯を擦り潰す動作を繰り返すため、歯の摩耗や歯のヒビ割れ、外傷性歯周病のリスクが高くなります。

睡眠中に特に顕著に現れ、ギリギリという激しい音が鳴るのが特徴です。

タッピングタイプ

上下の歯を軽く打ち合わせるような動作主体の歯ぎしり・食いしばりです。
歯にかかるのは軽い力でずが、何度も繰り返すため歯にヒビ割れを起こす場合があります。

このタイプも睡眠中に多く見られ、カチカチという歯を打ち付けるような音がします。

咬みしめ型(クレンチングタイプ)

歯を強く噛みしめる動作が主体となる食いしばりです。

垂直方向の力が長くかかるのが特徴で、歯ぎしり型やタッピングタイプのような音は鳴らないのが特徴です。
就寝中だけでなく、起きているときに何かに集中しているタイミングでも行われます。

顎関節に負担をかけて、顎関節症の原因となることがあります。また、歯のヒビ割れの原因にもなります。

きしませ型(ナッシングタイプ)

一部の歯だけを擦り合わせる動作を繰り返すタイプの歯ぎしりです。
キシキシと歯をきしませる音が鳴り、擦り合わせている一部の歯だけがすり減るのが特徴です。

就寝時に行われることが多いです。

Cause歯ぎしり・食いしばりの原因

精神的なストレスを感じている女性

歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや睡眠時の不規則な習慣などが主な原因とされています。
これらの原因を理解して歯ぎしりや食いしばりを自覚することも予防や改善には大切です。

精神的なストレス

精神的なストレスは、歯ぎしりや食いしばりの最も多い原因です。
日常生活でのプレッシャー、不安、緊張が口周りの筋肉に緊張を引き起こし、過度な歯ぎしりや食いしばりを行います。

歯ぎしりや食いしばりをすることでストレスを解消し、心を落ち着けるために無意識に行われることが多いです。

噛み合わせが悪い

噛み合わせのバランスが悪いと、歯ぎしりや食いしばりが酷くなる場合があります。

生活習慣の影響

飲酒、喫煙、カフェインの過剰摂取などが歯ぎしりや食いしばりのリスク因子となることがあります。
主に睡眠の質が低下することがストレスとなり、歯ぎしりや食いしばりが起こるといわれています。

寝具が合わない

枕やマットが身体に合わず、就寝時に身体全体に力が入ってしまうことが歯ぎしりや食いしばりに繋がることがあります。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流する病気です。
胃酸によって酸性に傾いた口内を中和するために、歯ぎしりを行って唾液を分泌するために行う場合があるといわれています。

Risk歯ぎしり・食いしばりによるリスク・悪影響

歯ぎしりや食いしばりには、さまざまなリスクや悪影響があります。
リスクを最小限に抑えるためには、早期の歯科診察と適切な治療が重要です。

次のような症状に当てはまる方は、早めに歯医者の受診をおすすめします。

・噛んだときに歯にズキッとした痛みがある
・何もしなくても歯がズキズキと痛む
・歯の先端が削れている
・顎の関節に痛みがある
・歯の根本が欠けている

歯が割れる

歯ぎしりや食いしばりによって歯にかかる圧力が増すことで、歯が割れたり欠けたりするリスクが高くなります。

歯の根が割れる

歯ぎしりや食いしばりによって、歯の根や周囲の組織に過剰な力が加わると、歯の根が割れる可能性があります。
歯がズキズキと激しく痛むため、このような症状が見られた場合はすぐに歯科医師に相談することが重要です。

歯周病の悪化につながる

歯ぎしりや食いしばりにより歯周組織への負担が増加するため、歯周病の悪化を促進する可能性があります。
歯周病は歯茎の炎症を引き起こして歯を支える骨を溶かすため、放置して重症化すると歯を失うことになりかねません。

被せ物や詰め物が取れたり壊れたりするリスクが高い

歯ぎしりや食いしばりによって歯にかかるストレスが増えると、詰め物や被せ物が取れたり壊れたりすることがあります。

Treatment歯ぎしり・食いしばりの治療方法について

マウスピース

マウスピース矯正をする女性

マウスピースを装着して、歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる力を分散させて歯のダメージを防ぐ治療です。
マウスピースはすべてオーダーメイドで作成します。

マウスピース治療の種類

歯ぎしり治療で使われるマウスピースには3つの種類があります。

・ソフトタイプ

シリコン製の柔らかくて装着時の違和感が少ないタイプのマウスピースです。
就寝時に装着して、歯ぎしりや食いしばりから歯を守ります。

・ハードタイプ

歯科用のレジンで作られた硬いタイプのマウスピースです。
就寝時に装着して歯ぎしりや食いしばりから歯をガードします。

強い歯ぎしりや食いしばりをしても、ソフトタイプより穴が空いたり壊れたりしにくいのが特徴です。
また、歯科用のレジンを使っているため、修理が可能です。

・マウスガード

スポーツマウスピースとも呼ばれ、集中して食いしばりを起こしやすい運動の最中に装着して歯を守ります。

マウスピース治療効果

歯ぎしりや食いしばりによる歯の割れやヒビを防ぐことができます。
また、口周りの筋肉の緊張を和らげる効果も期待できるため、頭痛、肩こり、顎関節症の軽減にもつながります。

矯正やかみ合わせの治療など

ワイヤー矯正をする女性

歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせの問題から引き起こされることがあります。
これらの症状は、矯正治療、補綴治療、咬合調整によりバランスのいい噛み合わせに整えることで改善できる場合があります。

矯正治療

矯正治療は、歯を動かしてバランスのいい噛み合わせを作るために行なわれます。
矯正治療で噛み合わせを改善することで、歯ぎしりや食いしばりが軽減される場合があります。

補綴治療、咬合調整

噛み合わせを乱している被せ物を交換したり、健康に影響がない程度だけ歯を削るか歯科用レジンを盛り付けることで噛み合わせを整える治療です。

矯正治療、補綴治療、咬合調整による歯ぎしり・食いしばりへの効果

噛み合わせのバランスがよくなることで口周りの筋肉の緊張が和らぎ、歯ぎしりや食いしばりが改善する効果が期待できます。
また、睡眠の質も改善されるため、全身の健康向上や精神的ストレスの緩和にも役立ちます。

Prevention歯ぎしり・食いしばりの対処法

セルフケア方法

歯ぎしりや食いしばりは無意識に行っているものですが、精神的なストレス、筋肉の緊張、病気が症状の悪化を招いている可能性があります。
症状を緩和するためにできるセルフケアについてご紹介します。

歯科医院で行う歯ぎしり・食いしばり治療と合わせて行うとさらにいいでしょう。

ストレスを減らす

歯ぎしりや食いしばりが激しくなる原因には、ストレスが関係していることが多いです。
ストレスを減らすことは、症状を緩和するための第一歩となります。

・リラクゼーションを活用する

ヨガ、瞑想、深呼吸などのリラクゼーションは、心身のストレスを和らげる効果が期待できます。

・趣味の時間を増やす

自分の好きなことをする時間を確保して、ストレスを発散するといいでしょう。

・適度な運動

適度な運動はストレスを解消し、気分をリフレッシュするのに効果的です。

マッサージ

歯ぎしりや食いしばりは、顎や首、肩の筋肉を緊張させます。
筋肉の緊張でさらに歯ぎしりや食いしばりが激しくなることがあるため、マッサージで筋肉をほぐしましょう。

・咬筋のマッサージ

咬筋とは、噛むときに使われる筋肉です。
頬骨から顎のラインにかけて縦に走っています。

食いしばりや歯ぎしりをしている人は咬筋が緊張して張っていることが多いので、マッサージでほぐしましょう。
マッサージは、手をグーにして頬に当て、優しく円を描くようにして動かしながら咬筋をほぐします。

・首と肩のマッサージ

歯ぎしりや食いしばりをしている人は、首や肩の筋肉も緊張して硬くなっています。
軽く揉むことで、全身の緊張が和らぐでしょう。

お風呂にゆっくりと使ったり、温かいタオルを使って首と肩の筋肉を温めるのも効果的です。

病気の治療を受ける

歯ぎしりや食いしばりの原因となる疾患がある場合は、その治療も必要です。
適切な治療を受けることで、症状を根本から改善することができる場合があります。

・逆流性食道炎の治療

逆流性食道炎が原因で歯ぎしりが発生している場合は、この疾患を治療することが重要です。
医師の指導のもと、食事や生活習慣の改善を行いましょう。

・歯科治療

歯並びや被せ物などが原因で噛み合わせに問題がある場合、矯正治療、補綴治療、咬合調整のような治療が必要です。

Q&Aよくある質問

歯ぎしりや食いしばりの治療にマウスピースは効果的ですか?

根本的な治療ではありませんが、マウスピースで歯をカバーすることで、歯ぎしりや食いしばりによって歯が割れる、削れるなどのダメージから歯を守ることができます。

矯正治療で歯ぎしりや食いしばりは改善できますか?

噛み合わせの改善を通じて、歯ぎしりや食いしばりを減少させる効果ができます。矯正治療は噛み合わせを根本的なところから変えることができます。

食生活が歯ぎしりや食いしばりに影響するのは本当ですか?

アルコールやカフェインを摂取しすぎると、睡眠の質が低下して歯ぎしりや食いしばりを悪化させることがあります。
嗜好品は適度に摂り、過剰な摂取は控えましょう。

歯ぎしりや食いしばりが歯周病を悪化させるのは本当ですか?

歯ぎしりや食いしばりは、歯周病を悪化させる原因になります。
歯に過度な力が加わることで起こります。
また、新たに外傷性の歯周病を引き起こす可能性もあります。

子どもの歯ぎしりや食いしばりは問題ですか?

歯の生え変わりの時期に起こる子どもの歯ぎしりや食いしばりは一時的な場合が多く、成長とともに改善することが多いです。
症状が続く場合は歯科医師に相談しましょう。

歯ぎしりや食いしばりは遺伝しますか?

歯ぎしりや食いしばりには噛み合わせなどの遺伝的な要因も関与していると考えられています。
家族に同じ症状がある場合、同様の問題が発生する可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりが原因で歯の神経が死ぬことはありますか?

過度な力が歯に加わることで歯の神経が炎症を起こして死んでしまうことはあります。
痛みが出た際に放置してしまい起こることが多いため、痛みが出たら早めに歯科医院を受診しましょう。

歯ぎしりや食いしばりの治療後に再発することはありますか?

治療後も再発する可能性がありますが、適切なストレス管理や定期的な歯科検診を行うことで再発リスクを抑えることができます。
再発を防ぐには、定期的に状態を確認することが大切です。

歯ぎしりや食いしばりの治療は痛みを伴いますか?

治療をすること自体に痛みを伴うことはありません。
しかし、マウスピース治療の場合は、就寝時のマウスピース装着に慣れるまでに多少の不快感を感じることがあります。

歯ぎしりや食いしばりは妊娠中に悪化することがありますか?

妊娠中のホルモンバランスの変化やストレスにより、歯ぎしりや食いしばりが悪化することはあります。
悪化した場合は、適切な対策を講じた方がいい場合があります。ご相談ください。

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シーク歯科・矯正歯科では、患者様が抱えているお口のお悩みに対して総合的な治療をご提案いたします。
歯の機能・見た目どちらにも配慮した治療を大切にしています。
人には話しづらい内容もぜひお気軽にご相談ください。

監修者情報

著者画像
理事長 原田 泰光 Yasumitsu Harada

資格 Qualification

ICOI(国際インプラント学会)指導医・認定医
M.S.C.B矯正テクニック認定医
アレキサンダー矯正コース認定医
日本口腔インプラント学会認証医
日本矯正歯科学会会員
東京矯正歯科学会会員
日本歯科先端技術研究所会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医

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コンセプトに基づいた知識と技術を習得し、患者様に提供していきたいと思っております。 ご要望に合わせていろいろなご提案をさせて頂きますので、是非お話をお聞かせください。

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