Contents目次

Introduction歯をなるべく残す精密根管治療

重度の虫歯が神経まで進行し、歯がズキズキと痛んだり、歯茎に膿が生じたりすることがあります。
このような症状で行う治療が、精密根管治療です。
当院では、できる限り歯を残すために最先端の機器や材料、治療成功率の高いアメリカのプロトコルにより、治療の成功率を最大限に高めるとともに、再発のリスクを最低限に抑えることを目標とした治療を行っています。
これらは、患者様の歯を可能な限り長く健康に保つことにつながります。
自分の歯をできるだけ守りたいという方は当院へご相談ください。

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Troubleこんな方が治療を受けています！

歯が痛い
他院で抜歯するしかないと言われた
できるだけ歯を残して治療したい
再発の可能性が少ない治療をしたい

Reasons当院の精密根管治療が選ばれる理由

Advanced

先進的設備による精密根管治療

再発リスクを減らすためには、歯科医師の技術や知識だけでなく、使用する器材や材料も重要です。当院では、最新の神経治療機器「ルートZX3」を導入しております。ルートZX3と合わせて柔軟性の高いニッケルチタンファイルを用いることで、従来の器具では除去できなかった根管内の感染源も取り除けることがメリットです。また、治療精度を高めるマイクロスコープや歯科用CTも導入し、複雑な根管にも対応可能です。根管充填には封鎖性と殺菌性に優れたMTAセメントを使用し、治療の成功率を高めています。
Noeffect

他の歯に影響を及ぼさない
ラバーダム防湿

ラバーダム防湿は、唾液が歯に接触するのを防ぎ、治療中の根管への細菌感染を防止することで、治療の成功率を向上させます。一般歯科医師でラバーダム防湿処置を必ず行っているのは5.4%、日本歯内療法学会会員でも25.4%に過ぎません。治療時間やコストの面からほかの歯科医院ではあまり行われていない処置ですが、当院では精密根管治療を行う際は、必ずラバーダム防湿を使用しています。私用することによって治療の成功率向上、再発防止につながります。
World class

世界レベルの治療技術

当院ではペンシルバニア大学のプロトコルを取り入れた世界レベルの精密根管治療を行っています。同大学のプロトコルを取り入れた歯内療法は成功率を飛躍的に向上させ、より多くの患者様に効果的な治療をご提供できる治療法です。そもそも精密根管治療のような「歯内療法」は、同大学で開発された治療法です。アメリカは歯科治療の研究が進んでいる国として広く知られており、その中でもペンシルバニア大学の歯内療法のプロトコルは特に注目されています。

Price料金

精密根管治療費用

根管治療（抜髄）	前歯　　¥77,000 小臼歯　¥88,000 大臼歯　¥99,000
感染根管治療	前歯　　 ¥88,000 小臼歯　 ¥99,000 大臼歯　¥132,000
MTAセメント	¥11,000/1ヶ所
リーマー除去	¥11,000/1ヶ所

Flow治療の流れ

01カウンセリング

まずは痛みの発生状況や気になる部位をお伺いし、口腔内を観察して問題のある歯の位置と病気の進行状況を確認します。
その後、必要に応じて虫歯検査を行い、レントゲンや口腔内写真を撮影します。
精密根管治療が必要な場合は、治療後の被せ物や詰め物の種類まで含めて治療の概要をご説明いたします。

02根管内の感染源を除去・消毒

神経を取り除いていない歯の場合でも、歯の神経を感染源とともに除去します。
治療の前には、必要に応じて麻酔を行い、痛みに配慮して治療を進めます。
その後、根管内を薬剤で消毒します。
根管内の消毒は1回では不十分なため、複数回の通院が必要です。

03根管充填

消毒が完了したら、根管内に隙間なくセメントを詰めていきます。
隙間が残ると細菌が再び侵入する可能性があるため、封鎖性の高いMTAセメントを用いて慎重に行います。
MTAセメントは殺菌性も高く、根管充填後の細菌の繁殖を防ぐ効果も期待できます。

04噛む機能の回復

精密根管治療を終えたら、被せ物や詰め物で噛む機能を回復させます。
被せ物や詰め物は、e-maxやハイブリッドセラミック、ジルコニア、ダイレクトボンディングなどをご用意しております。
精密根管治療後の歯の状態や患者様のご希望に合わせてご案内可能です。

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Notes精密根管治療における注意事項

必ず最後まで治療を続ける

歯根の治療は、根の数や状態・症状によっては、3～4か月以上かかる場合があります。
前歯では2～3回、奥歯では3～4回の治療が一般的ですが、痛みが続く場合はさらに治療回数が増えることもあります。
治療を中断すると根管の細菌感染によって再び痛みが出ることがあるため、必ず最後まで治療を行いましょう。

安静にする

治療後、刺激や薬剤により数時間から数日後に痛みや腫れが生じることがあります。
症状が強い場合は、飲酒や運動、長時間の入浴のような血行を促進することは控えてください。
また、痛みや腫れが続く場合は、ご連絡ください。

Expranation精密根管治療について

精密根管治療とは？

精密根管治療とは、虫歯に侵された歯の根の治療です。
歯の中心にある神経の入った穴のことを「根管」と言います。
根管に対する処置のため「精密根管治療」です。

虫歯に侵された歯の神経を取り除き（抜髄）、根管を消毒（感染根管処置）、最後に取り除いた神経の代わりに充填材を根管の中に流し込んで終了となります。
精密根管治療が終了したら、被せ物や詰め物を用いて噛む機能を回復します。

「精密根管治療」と「根管治療」の違い

「精密根管治療」と「根管治療」は、どちらも歯の根の治療ですが分けて表現されます。
両者には次のような違いがあります。

精密根管治療

・マイスロスコープの利用：◯
・ラバーダムの使用：◯
・使用する器材：ニッケルチタンファイル
・根管充填材：MTAセメント
・一般的な治療成功率：90％以上
・保険適用の可否：×（自費診療）

根管治療

・マイスロスコープの利用：×
・ラバーダムの使用：×
・使用する器材：ステンレスファイル
・根管充填材：ガッタパーチャセメント
・一般的な治療成功率：50％前後
・保険適用の可否：◯

精密根管治療の成功率が高い理由

・ラバーダム防湿により無菌状態での治療
・マイクロ単位で厳密に根管内の感染部位を除去
・治療後に再感染を引き起こすリスクの抑制

保険適用の根管治療では、定められたルールの中で使用する器材と材料を選ばなくてはいけないため、精密根管治療と同じ器材と材料を用いることができません。
その結果、治療後の根管に細菌が入り込んでしまうリスクが高くなり、治療の成功率も下がってしまうのです。

精密根管治療が必要な症状

歯がズキズキと痛む

何もしなくても歯がズキズキと痛む場合は、虫歯が進行して歯の神経に到達している可能性があります。

歯茎から膿が出る、歯茎が腫れている

歯茎に白いニキビのようなものができて膿が出てくる場合、歯の神経に何らかの問題が起きている可能性があります。
長期間消えなかったり、消えても発現を繰り返したりすることがあるため、気づいた段階で診察を受けましょう。

噛むと痛い

噛んだときに痛い場合は、根管内で細菌が増殖して炎症を起こしている可能性が高いです。
歯の神経がある場合はもちろん、歯の神経がない場合にも起こります。

歯の色が1本だけ茶色や黒に変色した

事故による外傷や噛み合わせによるダメージなどが原因で歯の神経が死んでしまうと、歯が茶色や黒に変色します。
この場合は、歯の神経が腐って炎症を引き起こす可能性があるため、精密根管治療を行なって歯の神経を取り除かなくてはいけません。

歯の根の先に膿の袋ができた

痛みや排膿のような自覚症状がなくても、歯の根の先に膿の袋がる場合は、精密根管治療が必要です。
自覚症状がないため、歯科医院でレントゲンを撮影した際に発見されることが多いです。

After care精密根管治療後のケア

セルフケア

毎日の丁寧な歯磨き

歯には毎食後汚れが付きます。
放置すると歯垢や歯石が溜まって虫歯や歯周病を引き起こすため、できる限り毎食後の歯磨きを心がけましょう。
具体的なお手入れのコツやライフスタイルに合ったケアは、術後に当院の歯科衛生士よりアドバイスをさせていただきます。
ご質問があればお気軽にお伝えください。

フロスや歯間ブラシをする

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落とせません。
どんなに丁寧に磨いても、歯ブラシの毛先は歯と歯の間に届かないからです。
フロスか歯間ブラシを使用して、歯と歯の間まできれいにしましょう。

プロフェッショナルケア

毎日丁寧にセルフケアを行っても、100％の歯の汚れを取り除くのは困難とされています。
歯と歯の間や歯茎の境目に残った微細な歯の汚れが、時間とともに歯石やバイオフィルムに変わり蓄積されてしまうからです。
プロフェッショナルケアでは、専門の機械を使用して歯科医師・歯科衛生士が歯のクリーニングを行います。
同時に虫歯や歯周病のチェック、精密根管治療を行った歯に異常がないかの確認も行います。
セルフケアと合わせて、定期的にプロフェッショナルケアも受けるようにしましょう。

FAQよくある質問

放置していれば痛くなくなりますか？: 虫歯は穴が空く前の初期段階なら治る可能性がありますが、歯の神経にまで到達した虫歯が自然に治ることはありません。
少しでも症状が進行する前に歯科医院を受診しましょう。

精密根管治療はなぜ自費治療なのですか？: 精密根管治療には、保険適応の根管治療では導入できない機器と材料を使用しております。
マイクロスコープを用いて丁寧に治療を進められるよう時間も多めに確保するため、自費診療となります。

処置後に歯が痛むのはなぜですか？: 歯を削った刺激や薬剤の影響で処置後に歯が痛む場合があります。
通常は時間の経過とともに落ち着きます。
数日は様子を見ましょう。
痛みが強い、数日経っても痛みが落ち着かない場合はご連絡ください。

何度も通院しなくていはいけないのはなぜですか？: 精密根管治療に複数回の通院が必要なのは、一度で根管内を完全に無菌状態にすることができないためです。
根管内の消毒が不十分だと再発のリスクを高めるため、回数を重ねて慎重に治療を行う必要があります。

1回あたりの処置の時間はどのくらいですか？: 精密根管治療の場合は、1時間〜1時間半ほどお時間をいただいております。
お急ぎの予定があっても一度処置を始めると中断するのは難しいため、お時間には余裕を持ってお越しください。

麻酔はどのくらいで切れますか？: 麻酔が切れるまでには2〜3時間ほどかかります。
治療後は麻酔が切れるまでお食事や温かい飲み物は避けていただくようお願いいたします。
口内の感覚がないため、火傷や怪我をする場合がございます。

精密根管治療の期間中に避けた方がいいことはありますか？: 精密根管治療中は、歯の穴に細菌が入り込まないよう、仮の蓋をつけます。
（仮封）仮の蓋は外れやすいため、お食事は精密根管治療を行っていない方の歯で噛んでいただくといいでしょう。

仮の蓋が外れたらどうしたらいいですか？: 少し欠けた程度なら次の診察日までそのままで問題ございません。
しかし、仮の蓋が大きく欠けたりすべて外れてしまったりした場合は、速やかに歯科医院に連絡をお願いいたします。

精密根管治療の処置中は痛いですか？: 精密根管治療中は浸潤麻酔を行うため、痛みはほとんどありません。
治療中に痛みを感じた場合は、追加の麻酔を行うことも可能です。
治療中に痛みが気になった場合はお知らせください。

治療終了とは言われていませんが、痛くなくなったため通院をやめていいですか？: 痛みがなくなったからといって治療を中断すると、症状が悪化して抜歯になることがあるため通い切りましょう。
また、精密根管治療中は取れやすい仮の蓋をしています。
仮の蓋は封鎖性が低いため、再感染による痛みを引き起こす可能性も高いです。

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シーク歯科・矯正歯科では、患者様が抱えているお口のお悩みに対して総合的な治療をご提案いたします。
歯の機能・見た目どちらにも配慮した治療を大切にしています。
人には話しづらい内容もぜひお気軽にご相談ください。

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監修者情報

理事長原田泰光 Yasumitsu Harada: ICOI（国際インプラント学会）指導医・認定医
M.S.C.B矯正テクニック認定医
アレキサンダー矯正コース認定医
日本口腔インプラント学会認証医
日本矯正歯科学会会員
東京矯正歯科学会会員
日本歯科先端技術研究所会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医