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嚙み合わせ

正しい噛み合わせで健康に

Contents目次

Introduction歯並びと噛み合わせの違い

歯並びと噛み合わせの違いについてご存知ですか?
実は二つは厳密にいうと違うものです。
歯並びは歯がどのように並んでいるかを指し、歯科では歯並びのことを「歯列」、歯並びが悪いことを「歯列不正」と言います。

一方、噛み合わせは上下の歯がどのように噛んでいるかを指します。
歯科では噛み合わせのことを「咬合」、噛み合わせが悪いことを「不正咬合」と言います。
どちらの問題も放置すると、虫歯や歯周病、頭痛、肩こりなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。歯並びや噛み合わせに関するお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。

Features噛み合わせについて

噛み合わせとは

嚙み合わせを指す女性

噛み合わせとは、上下の歯が噛み合った状態を指します。
上下の歯がしっかりと噛み合うことは口腔機能だけでなく、食べ物を適切に噛み砕くことで消化を助け、栄養をしっかりと吸収するためにも不可欠です。

噛み合わせの役割

噛み合わせにはいくつかの役割があり、上下の歯がしっかりと噛み合うことは以下の機能を果たすために重要です。

・食べ物を噛み砕く機能

食べ物をしっかりと噛み砕くためには、上下の歯がきちんと噛み合うことが大切です。
歯で食べ物を細かくしてから胃に送り込むことで、消化機能を助けることができます。

・発音の補助

歯の位置と噛み合わせは、正しい発音を助けます。
開咬、出っ歯、受け口などで上下の歯の間に隙間ができるような噛み合わせは、発音に影響を及ぼすことがあります。

・顔の形の維持

適切な噛み合わせは顔の骨格にも影響します。
顎偏位のように左右どちらかに噛み合わせが偏っていると、顔も斜めに曲がってしまうことがあります。

・全身の骨格や筋肉バランスの維持

噛み合わせが悪いと顎の筋肉や関節に負担がかかり、頭痛、肩こり、姿勢の悪化など、全身に影響を及ぼすことがあります。

●噛み合わせが悪い状態とは?

噛み合わせが悪い状態とは、上下の歯がバランスよく噛み合わない状態を指します。
例えば、噛んだときに上下の歯の間に隙間ができている、顎の位置が左右どちらかに偏っている、上下どちらかの顎が前に突き出しているなどの状態です。

歯並びの乱れ、顎の位置の不調和などが原因で起こります。

●理想的な噛み合わせとは?

理想的な噛み合わせとは、噛んだときに上下の歯が隙間なく接触し、均等な力で噛み合っている状態を指します。

上の前歯が下の前歯にわずかに重なり、奥歯が上下左右均等に接触しているのがポイントです。
このような噛み合わせは顎関節や筋肉に過度の負担がかかりにくく、食べ物を効率的に噛み砕くことができます。

また、歯の摩耗や欠けのようなダメージを防ぐことができます。

Risk悪い噛み合わせが起こす症状

歯を抑える女性

噛み合わせの問題は、顎関節、見た目、機能、口のケアに関してさまざまな問題を引き起こすことがあります。
次のような症状に当てはまる方は、早めに歯科医院の受診をおすすめします。

・顎の関節が痛い
・口が開かない
・慢性的な頭痛や肩こりがある
・食事中に上手く噛めないと感じる
・噛み合っていない歯がある
・見た目が気になる

これらの症状は、悪い噛み合わせが原因である可能性が高いです。噛み合わせが悪いと、以下のようなリスクがあります。

顎関節症

悪い噛み合わせは、顎関節症を引き起こす可能性があります。

顎関節症では、顎の関節に異常が生じて痛みが出たり、口を開けたときに顎関節からクリック音がしたりする症状が現れます。
顎関節症が進行すると、口の開閉が難しくなり、食事や会話に支障をきたすことがあります。

審美面での悩み

悪い噛み合わせは、見た目にもを与えます。
歯が不揃いであったり、前歯が突出していたりすると、笑顔に自信が持てなくなることがあります。

また、歯並びが悪いと歯の黄ばみや汚れが目立ちやすくなり、清潔感を損なうことがあります。
気になり始めると自己評価が下がり、精神的なストレスを引き起こすこともあります。

機能的な問題

噛み合わせが悪いと、食べ物を十分に噛み砕くのが難しくなります。
これにより、消化不良や胃腸のトラブルが発生することがあります。

また、噛み合わせが悪いと発音がしづらくなり、会話に支障をきたすこともあります。
噛んだときに特定の歯に過度な力がかかることで、歯が欠けたり削れたりするリスクも高いです。

清掃面での問題

出っ歯や受け口のように噛み合わせが悪い人は、口呼吸をしていることが多いです。
口呼吸をしている人は口の中が乾燥しやすく、プラークや食べかすを洗い流す唾液の自浄作用が働きにくくて汚れが溜まりやすくなってしまいます。

また、口内細菌が作り出した臭い成分が揮発して口臭も発生しやすいです。

Treatment噛み合わせにお悩みの方への治療

矯正

ワイヤー矯正の様子

噛み合わせを治すなら、矯正治療で歯を動かして理想の噛み合わせを作るのがおすすめです。

矯正治療とは

矯正治療は、歯並びや噛み合わせの不具合を矯正装置を用いて改善する治療法です。
主な矯正装置には、ワイヤー矯正、マウスピース矯正があります。

・ワイヤー矯正

歯にブラケットを装着し、ワイヤーで歯に力をかけて誘導する治療方法です。

当院では、矯正装置の審美性と機能性を考慮して4種類のブラケットからお好きなものをお選びいただけます。
カウンセリングの際に詳しくご案内いたします。

・マウスピース矯正

透明なマウスピースを1日22時間以上装着して、歯を少しずつ動かしていく方法です。
当院では適応範囲が広く、世界でもトップシェアを誇るインビザラインシステムでのマウスピース矯正を行なっています。

矯正治療の効果

矯正治療の効果は、多岐にわたります。

まず、正しい噛み合わせを取り戻すことで、食べ物を効率よく噛み砕くことができるようになります。
これにより消化がスムーズになり、全身の健康の向上が期待できます。

顎関節への負担も軽減されるため、頭痛や肩こりの緩和にもつながるでしょう。

また、矯正治療によって歯並びが良くなると歯の清掃がしやすくなります。
歯磨きやデンタルフロスでの清掃が効果的に行えるようになり、口腔内の健康が向上します。

見た目の印象も良くなるため、自信を持って笑顔を見せることができるようになるのも嬉しいポイントです。

補綴や咬合調整

噛み合わせの治療には、矯正治療のほかに被せ物や詰め物を使用した補綴治療、歯を健康に支障がない程度に削ったり歯科用のレジンを盛り付けたりして咬合調整をする方法があります。

補綴治療や咬合調整による噛み合わせ治療とは

補綴治療や咬合調整による噛み合わせの治療は、歯の形を整えて理想的な噛み合わせに導く治療です。

・補綴治療

噛み合わせのバランスを崩している被せ物を交換したり、インプラントやブリッジなどで失った歯を修復したりして噛み合わせを整えます。

・咬合調整

歯の形状や位置を微調整して、適切な噛み合わせを整えます。
咬合診断に基づいて歯を部分的に削ったり、歯科用のレジンを盛り付けたりしてバランスのいい噛み合わせを実現します。

補綴治療や咬合調整による噛み合わせ治療の効果

補綴や咬合調整によって噛み合わせのバランスが整うと、食べ物を効果的に噛み砕けるようになり、消化機能が向上します。
また、顎関節や周囲の筋肉への負担が軽減され、頭痛や肩こりの改善も期待できます。

矯正治療のように歯を動かして噛み合わせを乱す原因を根本的に治す治療ではないため、改善できる程度は限られますが費用や治療期間を短くすることができます。

Cause噛み合わせを悪化させる原因

噛み合わせを悪化させる原因

噛み合わせの悪化には、遺伝的要因、不適切な習慣、歯の喪失や不適切な治療、虫歯や歯周病など、さまざまな原因が関与しています。

●遺伝的要因

噛み合わせの悪化には、遺伝的な要因が関わっています。
親から受け継がれる顎や歯の大きさが原因で、歯並びや噛み合わせに問題が生じます。

特に顎の大きさが小さい場合や歯の数が多い場合には、歯がまっすぐに生えることができず、噛み合わせに影響を及ぼすことが多いです。

●不適切な癖

不適切な癖も、噛み合わせの悪化を招く原因となります。
特に、成長期にある子どもは、不適切な癖が成長とともに噛み合わせの悪化を招くことがあります。
以下のようなものが代表的です。

・口呼吸

口呼吸が習慣化すると、舌の位置が下がり、上下の顎の発育や歯列の形成に悪い影響を及ぼします。

・舌癖

舌で前歯を押す癖があると前歯が前方に突出して出っ歯や受け口になり、噛み合わせが乱れることがあります。

・指しゃぶり

指しゃぶりは3歳頃までであれば、誰にでも起こるごく一般的な仕草です。
しかし、幼稚園や小学生に入学してからも続く長期間の指しゃぶりは、歯列の形や顎の発育に悪影響を与え、噛み合わせの問題を引き起こします。

●歯の喪失

虫歯や歯周病の重症化、乳歯の早期脱落によって歯を失うと、噛み合わせが悪くなることがあります。
歯がなくなった部分に周りの歯が倒れ込んできて、噛み合わせのバランスを乱すためです。

Q&Aよくある質問

噛み合わせの悪さは自然に治りますか?

多くの場合、噛み合わせの問題は自然に改善されることはありません。
むしろ時間の経過とともに悪化することが多い傾向があります。
噛み合わせを治すには、矯正治療のような専門的な治療が必要です。

噛み合わせの治療期間はどれくらいですか?

矯正治療の場合は1〜3年ほど、補綴治療や咬合調整による治療は数ヶ月ほどで終了することが多いです。
補綴治療を施す歯の本数やどのような方法で補綴治療を行うかによって、治療期間は変わります。

噛み合わせの治療費はどれくらいですか?

症状の重さ、噛み合わせの治療に矯正治療を選択するのか、補綴治療や咬合調整を選択するのかによって異なります。
補綴治療の場合は、被せ物の素材によっても費用は変わります。

噛み合わせの問題は遺伝しますか?

歯や顎の大きさは遺伝によって決定します。
そのため、遺伝により噛み合わせがご両親や祖父母に似ることがよくあります。
遺伝的に噛み合わせが悪い場合は早期に対策を取るのがおすすめです。

噛み合わせの悪さを自宅で改善する方法はありますか?

市販のマウスピースを使って噛み合わせの改善を目指すような商品が売られていることがありますが、安全が保証できないためおすすめしません。
顎の関節を痛める可能性もあるため、噛み合わせは歯科医院で精密な診断のもと治療する必要があります。

噛み合わせの悪さが原因で寝ている間に歯ぎしりをすることがありますか?

噛み合わせの不調和が顎関節や筋肉にストレスを与え、歯ぎしりや食いしばりの原因になることがあります。
適切な噛み合わせの治療によって改善が期待できる場合があります。

噛み合わせの治療には痛みが伴いますか?

矯正治療であれば、歯を動かすときに痛みが生じます。
また、補綴治療の際に歯の切削や歯の神経の治療などを行う場合は痛みが出るため、当院では麻酔を使用した治療を行っています。

噛み合わせの問題があると睡眠に影響はありますか?

噛み合わせの異常が自律神経の乱れを引き起こし、不眠や睡眠の質の低下を招くことがあります。
噛み合わせが悪くて食いしばりや歯ぎしりがスムーズにできないことで筋肉が緊張し、交感神経を刺激するためと言われています。

噛み合わせの問題は年齢によって変化しますか?

子どもの場合は顎の成長や歯の生え変わりによる噛み合わせの変化が起きやすく、大人の場合は歯のすり減りや歯の喪失によって噛み合わせに変化が生じることがあります。

噛み合わせが悪いといびきをかきやすくなるのは本当ですか?

噛み合わせだけが原因ではありませんが、噛み合わせが悪いことで睡眠時に舌が喉の奥に押し込まれ、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性があります。

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監修者情報

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理事長 原田 泰光 Yasumitsu Harada

資格 Qualification

ICOI(国際インプラント学会)指導医・認定医
M.S.C.B矯正テクニック認定医
アレキサンダー矯正コース認定医
日本口腔インプラント学会認証医
日本矯正歯科学会会員
東京矯正歯科学会会員
日本歯科先端技術研究所会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医

ドクターコメント Doctor comment

コンセプトに基づいた知識と技術を習得し、患者様に提供していきたいと思っております。 ご要望に合わせていろいろなご提案をさせて頂きますので、是非お話をお聞かせください。

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